デフォルトファンド
(でふぉるとふぁんど)
確定拠出年金(DC)で、運用方法を指図しない加入者の掛け金を預ける金融商品。定期預金などの『元本確保商品』を設定している場合がほとんどです。ただ、超低金利が続いているため「定期預金では予定利率を達成することが難しい」として、低リスクのバランス型投信をデフォルトファンドに設定している企業型DCもあります。
改正DC法(2016年5月成立)では、デフォルトファンドについて「長期的な観点から、物価その他の経済事情の変動により生ずる損失に備え、収益の確保を図るためのもの」とされました。その後、厚生労働省の専門委員会が17年6月にまとめた報告書では、特定の運用方法が適当であるといった具体的な基準は設けられませんでしたが、それぞれの企業が労使で、自社にとって長期分散投資に適した商品は何かを議論していくことになりました。
情報提供:株式会社時事通信社
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