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信用取引はロング・ショートに活用可能

  • 信用取引

2018-12-13 更新

第1回は主に初心者の方向けの信用取引の概要ついて解説しました。今回は主に上級者向けの取引手法をご紹介します。私も実際に活用している方法ですので、ご参考頂けたら幸いです。

ロングショート

信用取引を活用して、「ロング・ショート」というトレードを行うことが可能です。ロングは買い、ショートは売りを意味しており、株式・ETF・先物などの買いと、信用取引・先物取引などの売りを組み合わせる投資手法です。

もっとも、購入した銘柄の株価が下落して、売った銘柄が値上がりして、双方で損失が出て踏んだり蹴ったりになるリスクもあります。このような事態は「股裂き」と呼ばれています。

一般的には株式のファンダメンタルズに着目して、割安と判断した株式を購入して、他方で割高と評価した株式を信用取引などで空売りします。

同一業種内で割安株・割高株をペアにして適用することが多く、ヘッジファンドの運用手法の一つとなっています。

いずれ割高な株式と割安な株式の価格差は縮小すると考えて、マーケット全体が上昇しようとも下落しようとも利益を獲得することを目指してポジションを取ります。

ロング・ショートのチャート図
※出典:Yahoo

ファンダメンタルズに基づく割高・割安に着目したロング・ショートだけではなく、業種全体に対する要因による値動きを相殺して(セクターリスクを抑制して)、純粋に当該銘柄に対する値動きのみを取りに行く場合にも利用できます。

ロング・ショート戦略でのショート・ポジションを作る手段としては、信用取引の売り(空売り)、先物取引の売り、CFDの売り、インバース型(ベア型)ETFの購入などの選択肢があります。

注意点としてインバース型ETFは、連動を目指している原指標の「日々の」騰落率のマイナスX倍となるように計算されている点が挙げられます。

2日間以上保有すると、複利効果のために指数値は一般的にマイナスX倍とはならず、計算上差が出てきます。

したがって、インバース型ETFは、一般的に中長期の投資には向きません。比較的短期間の投資に向く金融商品なので、あくまで短期間でのトレーディングやヘッジ手段に用いましょう。

インバース型ETFは一本調子に下落すれば大きなリターンとなりますが、上げたり下げたりを繰り返す場合はパフォーマンスが悪化します。保有する期間が長くなればなるほど弱くなります。

したがって、基本的にはロング・ショートでのショートポジションとして活用するのは、信用取引・先物取引がおすすめです。ただし、制度信用売りを使う場合は、逆日歩リスクに注意が必要です。

個別株式とETFの信用取引の組み合わせで絶対リターンを狙う

一般的にはロング・ショートというと、割安な銘柄を買って割高な銘柄を空売りするパターンというイメージがあります。しかし、それ以外の局面でも幅広く使える投資戦略です。

例えば株価指数を空売りすれば市場全体の変動の影響を排除して、純粋に良いと思う銘柄の株価指数に対するリターンを獲得することが可能です。

リターンを狙うチャート図
※出典:Yahoo

株価指数の空売りの方法の一つとして、ETFの信用売りが挙げられます。その他、先物取引やCFD等も利用できます。

ロング・ショートで株価指数に対して統計的に優位性があるトレード手法を確立できると、上昇相場でもボックス相場でも下落相場でも、どんな時でも絶対リターンを確保できるようになります。

まつのすけ

まつのすけ

株式投資歴約13年の個人投資家。2005年~2010年は買ったり負けたりを繰り返していたものの、2011年からデータ分析の手法を取り入れたことにより、飛躍的にパフォーマンスが向上。

ダイヤモンドZai、日経マネー、日経ヴェリタス、日経トレンディ、SPA!、Yen SPA!、ネットマネー、MONOQLO the MONEY、週刊ポスト、マネーポストなど著名メディアに多数登場。フィスコソーシャルレポーター。

ドローダウンが小さい低リスク運用が特徴であり、東証一部昇格狙い、株主優待投資、新高値投資、その他イベント投資が得意分野であり、優位性がある取引手法を日々模索している。

The Goal

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