インパクト投資
(いんぱくととうし)
財務的な収益に加えて、「社会的・環境的な変化や効果(=インパクト)」を同時に生み出すことを目的とする投資行動のこと。従来、投資は「リスク」と「リターン」により価値判断が下されてきました。これに「インパクト」という新たな基準を取り入れた投資です。事業や活動の成果として生じる社会的・環境的な変化や効果を把握し、社会的なリターンと財務的なリターンの双方を両立させることを意図しています。持続可能な社会への移行を資金面から支えようとする考え方です。
インパクト投資のコンセプトは、欧米を中心に2000年代後半から広がり始め、日本では、2022年6月に公表された「骨太の方針2022」でインパクト投資推進について明記されたことを契機に、投資環境の整備に向けた官民の動きが活発化。2022年10月には金融庁が「インパクト投資に関する検討会」を設置し、2023年6月には、インパクト投資に関連する初の指針案を公表しました。
情報提供:株式会社時事通信社
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