国債の60年償還ルール
(こくさいのろくじゅうねんしょうかんるーる)
国の借金である建設国債や赤字国債について、借り換え分を含めて、全体として60年で償還を終えるというルール。公共事業で建設した建築物などの耐用年数が約60年だったことに由来します。毎年度の一般会計から国債整理基金特別会計への繰入率は、国債残高の約60分の1(1.6%)に設定されています。このルールに基づくと600億円の国債を全て償還期限10年の国債で発行した場合、10年ごとに100億円ずつ6回償還することになります。まず10年後に100億円を現金償還し、残りの500億円は借換債を発行します。10年ごとに100億円償還と残額分の借換債発行を繰り返して、60年後には全額償還します。
情報提供:株式会社時事通信社
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