貨幣数量説
(かへいすうりょうせつ)
物価の上昇や下落は貨幣数量の増加や減少に比例するとする学説。米経済学者フィッシャーの交換方程式では「物価(P)×生産量(T)=貨幣数量(M)×貨幣流通速度(V)」で表します。中央銀行が物価上昇率の目標を達成するためにマネタリーベース(資金供給量)を増加させる量的金融緩和策は、貨幣の数量が増加すれば物価も上昇するという貨幣数量説の考え方に基づいています。また、経済の変動の主因が通貨量の変動にあるとする理論も貨幣数量説と呼ばれることがあります。
情報提供:株式会社時事通信社
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