金融庁
(きんゆうちょう)

日本の金融機能の安定化と、預金者、保険契約者、金融商品の投資者などの保護とともに、金融の円滑化を図ることを任務として、内閣府の外局として設置された行政機関。英語表記「Financial Services Agency」の略で「ＦＳＡ」とも呼ばれます。金融制度の企画立案や民間金融機関等に対する厳正な検査・監督、証券取引等の監視を行っており、不正な証券取引を監視するための証券取引等監視委員会も金融庁の中に独立された形で設置されています。2000年7月に、金融機関の検査・監督を担当していた金融監督庁と、金融制度の企画立案を担当していた大蔵省の金融企画局が統合されて、総理府（現在の内閣府）の外局として発足しました。国務大臣としての内閣府特命担当大臣（金融担当）のほか、副大臣、政務官が置かれており、事務方（役人）のトップは金融庁長官です。