通貨切り上げ
(つうかきりあげ)
固定相場制を採用している国が、自国通貨が強くなるように為替レートの交換比率を対外的に引き上げること。通常は当該国の中央銀行が、ドルに対する交換比率を変動させます。通貨切り上げは、通貨価値の上昇に伴い輸出品の価格も上昇するために輸出先での価格競争力が低下することになりますが、輸入品の価格が下落するメリットがあります。日本や米国など変動相場制を採用している国では、市場原理により適正な為替レートに自動的に調整されるため、一般的には通貨切り上げをする必要はありません。
⇔通貨切り下げ
管理変動相場制を採用する中国では、中国人民銀行(中央銀行)が人民元取引の目安となる対ドル基準値の切り上げや切り下げを実施しています。
情報提供:株式会社時事通信社
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