日本版ビッグバン
(にほんばんびっぐばん)
1996年に橋本内閣が提唱した金融制度改革のこと。フリー(市場原理が働く自由な市場)、フェア(透明で信頼できる市場)、グローバル(国際的で時代を先取りする市場)の理念をもとに抜本的な金融市場の改革を進めていくもので、銀行・証券・保険間の相互参入の促進、投資信託の銀行窓口販売の解禁、株式売買手数料の自由化、取引所集中義務の撤廃、持ち株会社制度の導入、連結決算制度の本格導入などが98年12月1日施行の金融システム改革法によって実施されています。英国で86年に実施された証券取引所を中心とする改革のことを、宇宙発生の原因となった大爆発(Big Bang Theory :爆発宇宙論)に例えて俗に「ビッグバン」と呼ぶようになったことから、区別する意味で「日本版ビッグバン」と呼ばれています。
情報提供:株式会社時事通信社
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