日本取引所グループ
(にっぽんとりひきじょぐるーぷ)

グローバルな取引所間の競争に勝ち抜くため、東京証券取引所グループと大阪証券取引所が2013年1月に経営統合して誕生した企業。英語表記「Japan Exchange Group」の略称で「ＪＰＸ」とも呼ばれます。現物株式を扱う東証、株式先物などのデリバティブ（金融派生商品）を手掛ける大阪取引所、投資家保護や市場の信頼性を維持する機能を担う自主規制法人などを傘下に持ちます。株取引に伴う証券会社からの収入や時価総額に応じた上場企業からの支払い、相場情報利用料が主な収益源です。

19年3月に東京商品取引所と同年10月の経営統合で合意、20年度をめどに、株式に加え、貴金属や農産物といった商品先物を一つの取引所で売買できる総合取引所の創設を目指しています。